0288-22-2271
コロナウイルス感染症予防対策として、会議室利用上限人数を定員の半分程度としています

『にっこうでシビックテック!』~テクノロジーを使って地域をアップデート~

にっこうまちビット01

▶タイトル:『にっこうでシビックテック!』~テクノロジーを使って地域をアップデート~
▶実施日:2020年9月26日19時~21時

▶場 所:日光市民活動支援センター
▶登壇者:にっこうでシビックテック! 吉田氏

にっこうでシビックテック!

インターネットのテクノロジーを使った社会貢献活動として、全国的に広がりを見せるITによって、身近な生活を変えていく草の根運動“シビックテック”について、吉田氏に登壇をいただいた。講演では、シビックテックの現状として全国的な事例や日光市でシビックテック活動を題材に、シビックテックがなぜ注目を浴びているのか、お話をいただいた。開催時間に加えタイトルの横文字も影響してか、参加者は日光市では比較的若いメンバー(20代から30代が8割程度)の方にご参加いただいた。

シビックテックの広がり

シビックテックの広がりは日本国内で目を見張る。シビックテックの一つで、日本全国のシビックテック普及啓発を行っているCode for JapanのWebサイト見ると、『ITで地域課題の解決に挑戦する』ことを目的とした活動主体は50を超えているそう。各主体の活動テーマは多種多様であれど、自分のかかわる地域に少しでも貢献したい、かかわりたい、そんな気持ちをもつメンバーが自発的に活動を行い、ITというツールを使い目の前の課題や困りごとを草の根的に解決を目指している。吉田氏によると、「意外にも(特に若い人)たちは社会に対するかかわり方を求めているが、そのかかわり方がわからない人達が多い。そのかかわり方の一つがITであり、ITを駆使した市民活動であるシビックテックが、広がりを見せているのではないか。」との事であった。

まちビットの様子

日光でのシビックテック活動

話をお聞きするまで日光市でのシビックテックの取り組みや活動はあまりイメージできていなかったが、実際には様々な活動やプロジェクトが立ち上がっているそう。「新型コロナウイルス」の影響による外出規制や自粛により、今年5月頃には飲食店が大きな影響を受けた。それらの飲食店の役に少しでも立てないかと、SNSを使った市役所職員有志による持ち帰りを啓発するプロジェクトや、商工会議所による飲食店舗を支援するWebサイトの立ち上げ、また、支援対象は異なるが外食や密集した店舗への買い物に不安を感じる家族への支援として、テイクアウト店舗をまとめたWebサイトを提供したNIKKO Take OUTプロジェクトなど、ピンチだからこその活動を誰に頼まれることなく自発的にボランタリーな活動が生まれ、日光への貢献が陰でたくさん行われていた。

様々なシビックテック

シビックテック普及のキーワード

シビックテックの普及の要素として、何よりも「人」が重要なのは、その他のNPO活動や社会貢献活動と同じであるのは言うまでもない。しかし、もう一つ重要な要素があると事。それは『オープンデータ』だそう。オープンデータとはその名の通り『公開された資料』を指すようで、課題解決を考える上で必要となる課題情報や、課題を解決するための各種手段や資源の“情報“がこのオープンデータにあたるとの事。考えてみるとWebサイトなどのITシステムは表面的な器だけ存在しても、当然役にに立つ情報にはならず、中身となる資源そのものや資源の場所などの情報がわかり、初めて意味のあるツールとなる。
東京都の例になるが、コロナ禍の事例として、「新型コロナウイルス感染症サイト」というWebサイトがあるが、これは有志のエンジニアたちがボランタリーにサイト構築を行ったそうであるが「コロナウイルスの感染症情報」という公開情報(オープンデータ)があって初めて、市民にとって機能するということにうなずく事ができた。
情報のオープンデータ化にあたっては個人情報を無視することは当然できない問題であるが、個人情報が必ず保護される前提で、地域課題や地域資源が社会に共有される事により、社会そのものが”他人ごと”から”自分ごと”に変化する可能性もあるだろう。

社会にかかわる新しい選択肢”シビックテック”

世の中でも「IT」の推進がさけばれ、今後ますますインターネットの活用が生活する上で求められる。市民活動やボランティア活動等の社会貢献には必ずしもITが必要ではないが、幅広い年齢層でITが否応なしに普及せざる得ない状況は直ぐそこに来ているため、新しい地域貢献の活動分野としてシビックテックが選択肢入る日も近いだろうと、本日の講演を聞いて感じた次第である。